看護師の履歴書の書き方で転職成功へ導く見本と志望動機例文ガイド

「看護師の履歴書、どんなことを書けばいいの？」
就職や転職活動を前に、そう悩んでいませんか。実は、ある医療人材サービス調査によれば、応募者の約70%が「履歴書の書き方で迷った経験がある」と回答しています。しかも、記入ミスや書類不備による選考落ちが、看護師業界では毎年多く報告されているのです。

履歴書には資格や経験だけでなく、「志望動機」や「自己PR」「職務経歴」、封筒の書き方といった細やかなポイントも求められます。その一方で、どの項目も曖昧な表現や見本のコピペでは評価が下がる恐れが高いのが現実です。

「手順やマナーがちゃんと守れているか」「間違ったフォーマットを選んでいないか」不安になる声も多数。もし準備不足のまま提出してしまえば、せっかくのチャンスを無駄にするリスクさえあります。

このページでは、看護師として自信を持って履歴書を提出できるノウハウを、実例とともに徹底解説。読み進めるだけで、読む前の迷いや不安が一つずつクリアになります。

迷わず自分らしさを伝え、納得できる転職・就職への第一歩を踏み出しましょう。

看護師の履歴書の書き方の基本｜押さえるべきルールとフォーマット選び

履歴書の書き方が看護師として基本構成と記入の鉄則

看護師が履歴書を作成する際は、採用担当者に好印象を与える構成と正確な記載が不可欠です。以下の点を必ず守りましょう。

基本構成のポイント

• 志望動機や自己PRは簡潔かつ具体的にまとめる

• 学歴・職歴は時系列で記入

• 氏名や生年月日、住所は正式かつ正しく記載

• 資格や免許、取得年月日を明確にし、漏れなく記入

新卒・転職・パート・異動・退職予定など希望する働き方による違いにも注目し、見やすいレイアウトを心掛けることで、人柄やスキルが伝わりやすくなります。

履歴書のフォーマットにおける看護師の種類と特徴／失敗しない選び方

履歴書のフォーマットは、応募先や職種によって適切に選ぶことが大切です。

フォーマット種類	特徴	推奨ケース
一般的フォーマット	学業歴・職歴・資格欄がバランスよく配置	新卒・既卒・再就職全般
職務経歴書付属型	勤務歴や実務経験欄が充実	転職希望・経験豊富な人
パート用コンパクト型	シンプルな構成で空欄が少ない	パートや家庭と両立希望者

応募先が指定する場合は、必ずその様式を使用し、指定がない場合は厚生労働省の標準様式や、医療業界向けのテンプレートを活用しましょう。手書きとパソコン、どちらでも構いませんが、内容の正確性と視認性を優先してください。

日付・氏名・現住所など基本情報欄の正しい書き方

基本情報欄の記載ミスは書類選考で大きな減点対象になり得ます。

• 日付：提出日、または郵送日を和暦または西暦のどちらかで統一

• 氏名：戸籍上の正式名称を丁寧に書く

• 現住所：都道府県から番地、建物名・部屋番号まで省略せず記入

• 連絡先：日中つながる電話番号、メールアドレスを明記

ふりがなは、履歴書規定の「ふりがな」または「フリガナ」に従って平仮名・カタカナを統一し、郵便番号は正しく入力してください。

看護師の免許を履歴書に書く時のポイントと正式名称の明確化

免許欄には、正式名称で資格と取得年月日を記載することが決まりです。以下のように記載しましょう。

免許・資格の欄の記入例

• 看護師免許：看護師免許（登録番号、第〇〇号）取得

• 准看護師の場合：准看護師免許（都道府県知事名、第〇〇号）取得

複数の資格を持つ場合や取得見込みの場合、順番や表現方法にも注意が必要です。留意すべきポイントは以下の通りです。

• 取得年月日を正確に記載

• 資格名は省略せず完全な名称を記載

• 資格取得見込みは「取得見込」と記載

正式名称や登録番号の確認は必ず行い、履歴書全体の信頼性向上を図りましょう。

履歴書の書き方とマナー｜封筒の書き方・送付状の準備まで完全カバー

履歴書作成後は、提出時のマナーも重要です。封筒や送付状の準備は応募者の人柄を伝える部分となります。

履歴書提出の基本マナーリスト

• 白の無地封筒でA4履歴書が折らずに入るサイズを使用

• 封筒表には「履歴書在中」と赤で明記

• 送り先住所や医院名、採用担当者名は正確に記載

• 送付状（添え状）を同封し、挨拶・必要な連絡事項を伝える

手渡しの場合も封筒にしっかり入れて持参し、コピーやスキャンデータではなく、原本を提出することが基本です。

履歴書の封筒を手渡しする看護師の注意点と正しい対応方法

履歴書を手渡しする場合、以下の点に注意しましょう。

• 清潔な白封筒で履歴書を折らずに入れる

• 封は仮留め、もしくは開封のまま持参

• 担当者に両手で丁寧に渡す

• 封筒表には「履歴書在中」を赤字で記載

• 郵送不要な場合も封筒は必須

封の開け閉めや受け渡しは丁寧に行い、採用担当者への第一印象を大切にしましょう。

送付状の書き方におけるポイントと看護師ならではの表現例

送付状は、応募書類と並んで印象を左右します。内容は簡潔に要点をまとめ、下記の構成がおすすめです。

1. 宛先（病院名・採用担当者名）
2. 志望理由や挨拶
3. 同封書類の一覧
4. 結びの言葉・自署

看護師としての適性や医療への熱意もさりげなくアピールできるよう、「患者様への思い」「チームワークを大事にする姿勢」などを盛り込むと効果的です。

送付状に盛り込むポイント

• なぜその病院・施設を選んだか明確に

• 短く控えめな自己PR

• 丁寧な言葉遣いと相手を気遣う文末

新卒・看護学生向けの履歴書の書き方｜国家試験受験予定者も対応

看護師が履歴書の書き方で新卒ならではの自己PR・志望動機の書き方

新卒の看護学生が履歴書を作成する際は、これまでの看護実習や学生生活の経験を活かし、自己PRや志望動機に説得力を持たせることが大切です。まず、志望動機では「なぜその病院や施設で働きたいのか」を明確にし、教育体制や理念への共感を伝えましょう。自己PRでは、実習やボランティア活動、グループワークなどで培ったコミュニケーション力や協調性、課題への取り組み姿勢を具体的なエピソードを交えて表現します。

主なポイント

• 自分の強みを一言で明示

• 実習で得た知識や経験を簡潔に記載

• 志望先が求める人物像を意識してアピール

病院やクリニックによって求める人物像は異なるため、募集要項や公式HPを参考に、適切にカスタマイズしてください。

学歴欄や実習経験の効果的な書き方と具体例

学歴欄や実習経験の記載は、採用担当者に自分の経歴や専門性を伝える重要な項目です。日本の履歴書では、中学校卒業からすべて記入するのが一般的です。看護専門学校や大学、卒業見込みの場合は「看護学科 卒業見込」と記載します。

下記のようにまとめて記入します。

項目	記入例
学歴	○○中学校 卒業
	○○高校 卒業
	○○看護専門学校 卒業見込
実習経験	○○病院（内科・外科など）
	小児科実習、訪問看護実習

新卒の場合は「国家試験受験予定」「看護師免許 取得見込」も明記しましょう。

看護学生が履歴書の学歴・資格・本人希望欄での具体的記載方法

学歴欄には上記のとおり、学校名・学科・卒業（見込）を全て年代順に記載します。資格欄には、「看護師免許（取得見込）」や「准看護師免許」「保健師免許」など、現時点で取得済み・取得見込の資格を正式名称で記入してください。本人希望欄は、「貴院規定に従います」とシンプルにまとめるのが一般的です。特に希望がなければ空欄でも問題ないですが、「夜勤可」や「勤務地希望」など特記事項がある場合は明記すると良いでしょう。

実習経験の詳細や評価・チーム医療への貢献を伝えるポイント

実習経験は、どの科・施設でどのような実習をしたのか、具体的な行動や成果を簡潔に示すと評価につながります。例として「混合病棟での実習経験を通して、多職種と連携する大切さを学びました」など、チーム医療への理解や、自身がどんな役割を担ったかをアピールできます。患者とのコミュニケーションや、観察力、判断力、チーム連携など採用担当者が重視するポイントに言及することも意識しましょう。

趣味・特技欄の活用法と注意点

履歴書の趣味や特技欄は、人柄やストレス解消法、仕事に活かせる資質などを伝える場です。趣味例として「読書」「ジョギング」「音楽鑑賞」など、社会性や健康、協調性が感じられるものを選ぶと好印象です。特技欄には「初対面でも積極的にコミュニケーションを取れる」「体力には自信がある」など看護師の仕事にプラスとなる内容を記載しましょう。

注意点

• ギャンブルや宗教色の強すぎる内容は避ける

• 趣味や特技は簡潔かつ具体的に表現

• 自分を知ってもらうチャンスと捉え、空欄にはしない

趣味・特技欄も面接や採用に活かされる要素であるため、自己理解を掘り下げて記載することが大切です。

転職看護師・異動・ブランク・パート別の履歴書の書き方完全ガイド

看護師の転職で履歴書の書き方を経験者が強みを活かす書き方戦略

転職を目指す看護師が履歴書を作成する際は、キャリアの棚卸しと自身のスキルを的確にアピールすることが重要です。これまでの経験を明確に表現し、応募先が求める人物像にマッチすることを意識しましょう。ポイントは以下の通りです。

• 病棟や施設での勤務実績、担当していた業務内容の具体的な記載

• 新しい職場で活かせる強みや資格、スキルの強調

• 志望動機は応募先の特徴や理念に合わせて具体的に記入

下記のテーブルの項目例を参考にチェックしながら記入すると、書類選考通過率が高まります。

記載項目	ポイント
職歴	病院名・所属・担当病棟・配属期間・役職、転科も記載
志望動機	医療方針や特徴に言及して具体的な興味を表現
免許・資格	看護師免許、認定資格、取得年を正確に明記

履歴書の書き方でパート看護師の特徴と働き方別ポイント

パート看護師は勤務時間やシフト条件、希望する働き方に合わせてアピールポイントを明確にしましょう。下記のポイントを押さえておくと、採用担当者に安心感を与えやすくなります。

• 時短・曜日限定・扶養内勤務等の希望条件を明記

• これまでのパート経験や業務範囲、担当科目を具体的に書く

• 子育てや家庭との両立についても一言添えることでポジティブな印象に

働き方の希望が分かるとシフト調整しやすく、採用時のミスマッチを防げます。履歴書には「パート希望」や「夜勤不可」なども記入しましょう。

異動・退職予定・ブランクのある看護師の職歴欄の整理と魅せ方

異動や退職予定、復職など経歴に変動がある方は、職歴欄の記載を整理し見やすくすることで、マイナスイメージの払拭と経験の棚卸しが叶います。

• 所属病院内での異動は部署・病棟名を時系列で記入

• 退職・離職期間、ブランクは「家庭の事情により」など簡潔に理由を記載

• ブランク後のスキルアップや研修・資格取得があれば必ず強調

異動・退職・復職が多い場合でも、前向きな理由や自主的なスキルアップの姿勢を伝えましょう。

履歴書の職歴を書ききれない場合の対処法と印象アップのまとめ方

職歴が多くて書ききれない場合は、下記の工夫で見やすくまとめることが有効です。

• 主要な職歴（直近3件程度）を中心に記載

• 同一施設内の異動は省略せず「〇〇科へ異動」などと記す

• 記入欄に入りきらない場合は別紙に「職務経歴書」としてまとめて同封

• 長期間の空白は理由を端的に書けば問題ありません

これにより自身のキャリアを整理しやすくなり、読み手に信頼感を与えられます。

派遣・応援ナースの履歴書の書き方の特例対応

派遣や応援ナースとして働いた経験がある場合には、勤務先リストや派遣会社名、担当した業務内容を明確にしましょう。

• 勤務先施設名・期間・配属部署・主な業務内容を時系列で記入

• 派遣会社名も併せて明記する

• 短期勤務や複数の病棟経験などは「多様な現場対応力」を強調

下記のような記載が効果的です。

派遣経験の記載例	内容
派遣会社名	株式会社〇〇メディカル
勤務施設・期間	△△病院（内科病棟）2022年10月～2023年3月
主な業務・担当	急性期看護・受け持ち業務・夜勤対応

多様な現場での経験を強みに変える表現で、どの現場にも適応できる力をアピールしましょう。

履歴書の志望動機の書き方｜採用担当者の心を掴む具体テクニック

履歴書の志望動機は、採用担当者に「なぜこの職場を選んだのか」「自分ならではの強みや経験は何か」を訴求する重要な項目です。看護師としてのスキルや人柄を、これまでの経験を交えて端的かつ具体的に伝えることで、採用担当者の心に響く内容に仕上がります。

採用されやすい志望動機のポイントは、1. 医療現場での経験や得意分野を明示 2. 求められている人物像に合致していることを示す 3. 入職後のビジョンや意欲が感じられる内容にするの3点です。履歴書でしっかり伝えることが、面接のチャンスへとつながります。

看護師の志望動機の例文｜転職・新卒・クリニック・子育て中のケース別比較

下記のテーブルで、転職・新卒・クリニック勤務・子育て両立希望など、多様な状況に応じた志望動機例を比較できます。自身の状況や希望に近い事例を参考にし、説得力のある内容にアレンジしましょう。

状況	志望動機例（要点）
転職	前職で培った急性期看護の経験を地域医療で活かしたいという強い意欲
新卒	実習で得た学びを生かし、患者さん一人ひとりに寄り添う看護を実践したい
クリニック	外来対応のスキルを伸ばし、地域密着の医療に貢献したい
子育て中	子育て経験を生かし、家庭や患者支援双方の理解を深めたい

多様な背景やキャリア、希望する職種ごとの着眼点を押さえましょう。

志望動機に含めるべき内容と避けるべき表現

効果的な志望動機には、以下の3点を含めると説得力が増します。

• 応募先の理念や特徴に共感し、その理由を具体的に述べる

• 自身のスキルや実績が、どのように職場の役に立つかを記載

• 入職後に挑戦したいことや期待への意欲を伝える

逆に、以下の表現は避けましょう。

• 給与や待遇のみを動機に挙げる

• 前職の不満やネガティブな理由を書く

• 抽象的で内容が薄い表現（「頑張ります」「成長したい」だけ等）

本音と熱意を具体的かつ前向きな言葉で伝えることが大切です。

看護師が履歴書の志望動機で説得力を上げる実体験や数値の活用法

説得力ある志望動機を作るためには、自身の経験や成果を数字やエピソードで明示することが有効です。例えば、「前職で年間100人以上の患者対応を経験」や「病棟の患者満足度向上に努めた」など、実績や行動を根拠に盛り込むと伝わりやすくなります。

• 具体例を挙げることで人物像が明確になる

• 数字や実績が説得力を高める

• 応募先が求める経験・強みにリンクする実体験を意識する

抽象的な表現よりも、 「どんな現場で、どんな役割を果たしたか」 を明確に記載しましょう。

面接につながる志望理由の具体的伝え方

履歴書に記載した志望動機は、面接時の質問でも深掘りされます。事前に下記ポイントを意識し、ブレずに伝えられるよう対策しておくことが内定獲得に繋がります。

• 志望理由に「なぜその医療機関でなければならないか」を加える

• 自身の目標やキャリアプランが応募先で実現できる点を明確化

• 面接時には履歴書と一貫性のあるエピソードや具体的経験を言葉で再現

説得力を高めるために、応募先の情報や方針をリサーチした上で、自身の志向・意欲との接点を的確に伝えましょう。

看護師の職務経歴書の書き方｜履歴書との使い分けと応用テクニック

看護師として転職や異動を目指す際、職務経歴書は採用担当者に自身の強みや実績を伝える大切な書類です。履歴書がフォーマットに沿った経歴の「要約」であるのに対し、職務経歴書はより詳細に職歴やスキル、成果をアピールできます。最近は新卒、パート、施設や派遣など多様な就業形態が求められており、その分職務経歴書の書き方と内容も差別化が必要です。自分らしいキャリアを最大限に活かすには、応募先の特徴や求められる看護スキルを意識した内容で、役割や達成事項を明確に記載することが重要です。履歴書との組み合わせで自己PRの幅を広げ、選ばれる看護師を目指しましょう。

職務経歴書における看護師のフォーマット選びと構成案

看護師の職務経歴書では、業務経験の全体像と即戦力となるスキルが伝わるフォーマットが適しています。一般的に「編年体式」と「逆編年体式」がありますが、転職回数が多い場合や異動が多い場合は逆編年体式で最新経験を前に示すと好印象を与えます。

フォーマット	特徴	適したケース
編年体式	経歴を時系列で記載	一貫した職歴、経験の積み重ねをアピール
逆編年体式	最新の経験から記載	異動や転職が多く、直近の実績重視
職能別形式	スキルごとに記載	特定スキル・業務に特化したい時

職務経歴書に最適な構成例

1. 職務要約（例：総合病院 外科5年・混合病棟2年経験）
2. 詳細な職歴（病棟異動や施設変遷なども記載）
3. 職務内容・役割（リーダー・プリセプター歴、委員会活動など）
4. 資格・認定取得（看護師免許、専門看護師資格等）
5. 自己PR・志望動機

自分の経歴が採用担当者に正しく伝わる書き方を心がけましょう。

看護師職務経歴書で志望動機・自己PR欄を効果的に記載する方法

職務経歴書の中でも、志望動機と自己PR欄は採用担当者が重視するポイントです。具体的な実績やエピソードを交えて記載することで、説得力が高まります。

• 志望動機を書く際は、応募先施設の方針や診療科、患者層を理解し「なぜここで働きたいのか」を明確に伝えることが肝心です。

• 自己PRでは、チームワークやコミュニケーション力などのスキルに加え「どのような成果を出したか」「どんな看護観を持っているか」といった点も盛り込みましょう。

効果的に記載するコツ

• 数値や具体例を交える（例：外来対応数、委員会活動での役割）

• 「転職理由」や「職場選びの基準」を簡潔にまとめる

• 長所だけでなく今後の課題（短所）の克服にも触れると印象が良くなります

看護師としての成長意欲や専門性が伝わる表現を積極的に取り入れることが大切です。

職歴の詳細記載｜異動・施設形態別の書き分けポイント

職歴では、病棟異動や施設、クリニック、派遣など、幅広い就業経験を正確に記載することが求められます。特に異動や派遣の場合は、どの施設でどのような看護を行ったのかを明確にすることで、柔軟性や対応力をアピールできます。

職歴記載のポイント

• 異動や配属先ごとに項目を分けて記載

• 病院・クリニック・老人施設など施設ごとに特色や主な業務内容を補足

• 新卒・パート勤務は雇用形態や勤続年数、復職・育児休職の経歴もプラス

• 途中退職予定や退職理由も簡潔にまとめる

職歴欄では空欄を作らず、経験値やスキルの変遷をきちんと整理することが採用担当者からの信頼感につながります。

経験豊富な看護師のための戦略的職務経歴書の書き方

複数の職場や役職、豊富な経験を持つ場合は、職務経歴書での戦略的なアピールが重要です。職歴が多い・書ききれない場合は要約と強調を使い分けてください。

• 主な業務・リーダー歴・専門資格を太字や箇条書きで明示

• 職歴ごとに経験年数やチーム規模を補足し、看護業務の幅広さや管理経験をアピール

• 派遣、パート、管理職経験は立場ごとに分かりやすくまとめる

• 重点を置きたい職歴は詳細に、その他は要点のみにしてバランスを取る

表形式でスキルセットや専門分野、担当患者層を整理し、採用担当がすぐに理解できる構成を心がけることが、競争力のある書類作成には欠かせません。

履歴書の失敗を防ぐ｜書き方の注意点とよくある質問への対応

看護師が履歴書の書き方でありがちなミスとその回避法

看護師の履歴書で多く見られるミスには誤字脱字、日付の記載漏れ、職歴の順序間違い、写真サイズの規定違反などがあります。以下のリストで主な失敗例と、その回避法を紹介します。

• 日付や住所の記入漏れ

→記入欄ごとに順にチェックする習慣を持つことで抜けを防げます。

• 写真のサイズや服装が不適切

→証明写真は縦4cm×横3cm、白衣ではなくスーツが基本です。

• 職歴・学歴の時系列ミス

→必ず古い順から記載し、異動や退職理由がある場合は簡潔にまとめましょう。

• 履歴書の用紙・封筒に汚れや折れ目

→作成後、提出前に手の清潔や保管方法にも注意が必要です。

チェックリスト形式で進めることで、見落としやすいミスを防げます。

履歴書を作成後の確認ポイント│誤字脱字や記入漏れのチェック法

履歴書作成後は、応募前に必ず下記ポイントを確認しましょう。

チェックリスト

• 漢字やカタカナの誤変換がないか

• 氏名・生年月日・住所は正確に記載されているか

• 学歴・職歴・免許取得時期が正しいか

• 連絡先（電話番号・メールアドレス）の間違いはないか

• 志望動機や自己PR欄の空欄、誤字はないか

• 提出書類（送付状・封筒・写真など）に不備がないか

特に志望動機・職歴欄は読み直しを徹底し、自信の持てる仕上がりかを再度確認することが大切です。

手書きかPC作成か？看護師の履歴書の書き方で最適な選択肢

履歴書は手書き・パソコン作成のどちらでも提出可能ですが、応募先の指示に従うことが第一です。それぞれの特徴を表で整理します。

作成方法	特徴	注意点
手書き	温かみや丁寧さが伝わる 修正がきかない	誤字脱字に注意 黒ボールペンで記入
パソコン	美しく仕上がる 修正・保存が簡単	フォーマットやフォントの統一 PDFで保存

アルバイトやパート、派遣、施設など多様な職場があるため、柔軟に対応しましょう。どちらの場合も誠実さが伝わる作成を心がけることが重要です。

履歴書の書き方に関する最新の質問をQ&A形式でカバー

Q. 看護師免許は履歴書のどこにどう書けばいい？
A. 資格欄に正式名称「看護師免許（取得年月）」を記入します。取得見込みの場合「看護師免許取得見込（年月）」と書きます。

Q. 病棟異動やパート、退職予定の場合の職歴の書き方は？
A. 職歴欄に「〇〇病院（部署名）異動」や「パート勤務開始」、退職予定は「退職予定（年月）」と記載し、異動や休職は簡潔にまとめます。

Q. スマホで履歴書は作れる？
A. 各種無料アプリや厚生労働省の公式テンプレートを利用するとパソコンがなくても作成・印刷が可能です。

Q. 封筒の宛名や送付状のマナーは？
A. 履歴書在中と赤字で記載し、宛先は正式名称で書きます。送付状を添えると印象が良くなります。

最新の状況に応じて柔軟に対応し、安心して応募できるよう意識しましょう。

履歴書の書き方に関連する提出準備｜写真・封筒・送付状の仕上げ方

履歴書用写真の撮影ポイント・適した服装や背景

履歴書用の写真は採用担当が最初に目にするポイントのため、印象を左右します。写真は3ヶ月以内に撮影したものを使用し、サイズは一般的に縦40mm×横30mmを選びます。服装は清潔感があり、看護師としての信頼感を与える白衣やシンプルなシャツ、ジャケットがおすすめです。髪型は顔がしっかり見えるよう整え、長い場合は束ねるとよいでしょう。背景は淡いブルーや白など無地が適しています。不鮮明な写真や自撮りは避けましょう。

履歴書写真チェックリスト

• 写真のサイズは規定通りか

• 3ヶ月以内に撮影しているか

• 清潔な服装・髪型に整えているか

• 背景は無地になっているか

履歴書の封筒の書き方の6つのステップと宛名例

履歴書を送付する際の封筒は白色、長形3号や角形2号が推奨されます。記入は黒ボールペンを用い、丁寧に仕上げましょう。以下の6ステップで封筒を準備します。

ステップ	内容
1	封筒は白無地・角形2号を選ぶ
2	表に応募先の正式名称と宛名（“御中”や“採用ご担当者様”など）を記載
3	住所は都道府県から省略せずに記入
4	裏面に自分の住所・氏名を記載
5	「履歴書在中」と赤ペンで表面左下に記入
6	曲がらないように履歴書を入れ、糊付けはしっかり行う

宛名例：「●●病院 人事課御中」「●●クリニック 採用ご担当者様」などの正確な表記が必要です。

送付状（添え状）の役割と効果的な書き方解説

送付状（添え状）は書類を提出する際のビジネスマナーとして重要です。応募書類をただ送るだけでなく、「誰から何が届いたのか」を明確に伝え、担当者への印象を良くします。内容は簡潔でも構いませんが、下記の要素は必須です。

• 日付

• 応募先名、担当者名

• 自分の氏名・連絡先

• 挨拶と応募の旨、お礼や今後の対応へのお願い

送付状の構成例

1. 頭語・時候の挨拶
2. 応募書類送付の旨
3. 書類の内容（一覧）
4. 結びの挨拶・連絡希望

書式サンプルや無料テンプレートも活用でき、履歴書ダウンロード時にも添付できるので、必ず同封することが望ましいです。

郵送や直接持参時のマナー違反を防ぐための注意点

履歴書提出時は丁寧な対応を心がけることが大切です。郵送の際は書類が折れないようクリアファイルに挟み、封筒の糊付けは忘れずに行いましょう。また、切手代不足や宛名間違いにも注意してください。

直接持参する場合も清潔な封筒を準備し、必ず手渡しで「よろしくお願いいたします」と一言添えることが望ましいです。荷物や飲み物を持ったままの手渡しや、受付で無言で渡すのはNGとなります。連絡先や提出先に不備がないか、提出前の最終チェックは欠かさず行いましょう。

看護師向け履歴書・職務経歴書テンプレート＆記入例集

無料で使える履歴書テンプレートのおすすめと選び方

転職や新卒、パート応募の際に便利なのが無料でダウンロードできる履歴書テンプレートです。近年はパソコンやスマートフォンで編集できるフォーマットが増え、時短にもつながります。選ぶ際は医療機関の採用担当者が好む「見やすさ」「記入欄のバランス」「自身の資格・職歴をしっかり書けるか」を重視しましょう。

おすすめポイントは下記の通りです。

テンプレートタイプ	特徴	形式
厚生労働省様式	公的機関の定番フォーマット	PDF・Word
医療特化型	職歴欄が大きく資格記入可	Word
スマホ編集対応	モバイルからも手軽に作成	PDF・Web

自分の応募目的や経験に合わせて、必要な項目が過不足ないか確認しながら選ぶことがポイントです。

新卒・転職・パート勤務別の履歴書フォーマット別具体例

看護師の状況や応募先によって、履歴書の書き方やフォーマットが異なります。新卒の場合は学生生活や実習経験を中心に記載し、取得見込みの免許も必ず書きましょう。転職ならば病棟異動やクリニック・施設経験など、具体的な職歴やスキルを強調します。パート勤務希望時には勤務時間・働き方の希望をはっきりと記入するのがコツです。

• 新卒：学歴や実習内容、志望動機（例文では患者さんとの関わりの中で感じたやりがい等）

• 転職：職歴表記に病棟名や担当業務、退職理由・異動歴もしっかり記載

• パート：希望勤務日・時間や子育てと両立する意欲などを加味した自己PR

どのケースでも、履歴書は正確に・わかりやすく、事実に基づいて嘘のない記載を心がけましょう。

職務経歴書の書き方・実例集から学ぶ見せ方の工夫

職務経歴書は、採用側に経験・スキルを具体的に伝える重要な書類です。職場ごとに「業務内容」「担当患者層」「役職」「得たスキル」を整理すると説得力が高まります。

ポイントは下記となります。

• 強みや成果を具体的に箇条書きで記載

• 混合病棟や外来、派遣、異動歴もわかりやすく整理

• 担当した医療機器、指導経験、リーダー・主任・役職の有無

例：

勤務先	期間	業務内容
〇〇病院／外科病棟	20XX年～20XX年	手術前後管理、入院患者対応、後輩指導
△△クリニック	20XX年～	外来診療補助、感染対策、患者案内

このように、担当業務を明確に記載することで強みが伝わりやすくなります。

履歴書のコピー・保存・修正に関する正しい対応方法

履歴書や職務経歴書は必ずコピーやデータで保存しておくことが重要です。応募先の面接や問い合わせ時に内容が確認でき、自己管理にも役立ちます。また、志望先ごとに志望動機や自己PRを微調整することが大切です。パソコンで作成すれば修正も簡単ですが、手書き提出が指定の場合は、下書き・コピーを活用して記入ミスを防ぎましょう。

• 提出前に内容をダブルチェック

• 保存形式はPDFやWordが便利

• 封筒や送付状にも氏名や応募先住所を明記

正しい管理と丁寧な対応が、応募時の信頼感向上に直結します。